館林市の都市ガスとプロパンガス料金を比較
つつじが岡公園

この記事では、群馬県館林市都市ガスプロパンガス料金の比較をしています。

都市ガスとプロパンガス(LPガス)は、それぞれ日本中で普及していますが、値段の決め方や成分などが大きく異なります。

館林市では、都市ガスとプロパンガスどちらの方が安いのでしょうか?

ここでは両者の違いを加味して、目安となる料金や特徴を記載しています。

この記事は次のような人におすすめ!

  • 館林市にお住まいで、プロパンガスから都市ガスへの変更を考えている方
  • これから館林市に引越し予定で、物件選びをしている方
  • 館林市の都市ガス供給エリアを知りたい方

当社では、プロパンガス会社の切り替えを承っています。戸建住宅にお住まいでプロパンガス会社を変更して料金を安く抑えたい方は、お気軽にご相談ください。

館林市の都市ガスとプロパンガス料金比較表

館林ガスの料金
使用量(単位:㎥)請求額(単位:円|税込)
112846
224892
448867

館林ガス・供給約款料金より(小数点以下切り捨て)

※2024年3月検針分の原料費調整後の金額で計算


館林市のプロパンガス平均価格

基本料金:1,548円(税抜)従量単価:546円(税抜)
使用量(単位:㎥)請求額(単位:円|税込)
54,708
107,714
2013,499

※出典:「エネ研・石油情報センター」2023年12月 群馬県東部地域平均料金から計算しています。

※従量単価は10㎥の合計金額から算出(小数点以下は非表示)


戸建住宅でご案内できるプロパンガス料金
基本料金:1500円(税別)従量単価:280円(税別)
使用量(単位:㎥)請求額(単位:円|税込)
53190
104730
207810

※プロパンガスは個々で見積もりするサービスです。適用される料金は環境により異なります。

館林市のプロパンガス料金より


都市ガスとLPガスの熱量差
都市ガスとプロパンガスでは、熱を発生させる効率が違います。熱量の違いを加味して、以下の使用量で計算しています。
  • プロパンガス5㎥≒都市ガス11㎥
  • プロパンガス10㎥≒都市ガス22㎥
  • プロパンガス20㎥≒都市ガス44㎥

館林市の都市ガス料金

都市ガス料金は、一般的に各社のホームページ上で公開されていて透明性が高いことを特徴としています。

原料費調整制度
都市ガスは、1㎥あたりの単価が原料輸入価格に応じて毎月の単価が変動することが一般的です。この仕組みは、原料費調整制度と呼ばれています。

変動の基準となる単価や基本料金・原料費調整額も含めてホームページ上で公開するのが通常です。

館林市の一般ガス導管事業者

都市ガスは、地下にガス管を埋設して供給するサービスです。

敷設工事を行った会社を「一般ガス導管事業者」と呼びます。一般ガスとは、都市ガスを指しています。

館林市の都市ガス小売事業者

  • 館林ガスなど

小売事業者が実際に消費者と供給契約を結ぶことになる会社です。

都市ガスの小売事業は、自由化されていますので選ぶことができます。

館林市の都市ガス小売事業者
都市ガスの小売事業は、2017年4月に自由化されました。
電気を東京電力から新電力に変えられるのと同じで、新都市ガス会社へ切り替えができるようになっています。
つまり館林市で都市ガスを使用する際には、館林ガスと契約する以外にも選択肢があるのです。新都市ガス会社に変えることにより、さらに安くできる可能性があります。
参照:館林市の都市ガス事業者一覧

館林市のプロパンガス料金

プロパンガスは、自由料金制のサービスです。

都市ガスとは違い、基本料金や1㎥あたりの単価がいくらで設定されるのかは、戸建か集合かなどの環境によって変わります。

プロパンガス料金は個別で違う
「プロパンガス料金は、建物により料金が違う」とご認識ください。この点で都市ガス料金とは、大きく異なります。
このページでは、公開されている平均価格と当社が館林市でご案内できる一番安い料金を記載していますが、「絶対にこの料金になるのではない」という前提でご覧ください。

館林市ではプロパンガス料金が安い

群馬県は、都市ガスの普及が全域に至っていないため、プロパンガスが広く利用されている地域です。

ガス会社が競合している
ガス会社同士の競争が激しいため、館林市では安い料金でプロパンガスを利用することができます。戸建住宅にご案内できる料金としては、一般的な都市ガス会社の料金と比べても決して高くはない金額です。

もしも戸建住宅で都市ガスを使いたくても物理的に難しいお宅や、費用面で都市ガスの導入を躊躇している方は、事業者を変更して「プロパンガス代を安く抑える」ことを考えても良いでしょう。

プロパンガス切り替え相談・開栓予約

一戸建てで持ち家の方は、プロパンガスをとても安い料金で使用できる可能性があります。

環境にもよりますが、戸建住宅にすでにお住まいの方や中古住宅に引越しを考えている方は、都市ガスと同じ水準の料金で使用できる可能性があるでしょう。

ただしプロパンガスを安い料金で維持するためには、定期的に料金を見直す機会が必要です。

戸建住宅のプロパンガス切り替えや引越し予約は、当社で承っています。安いプロパンガス会社と契約したいと考えている方は、お気軽にご相談ください。

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都市ガスとプロパンガスの値段を比較する際の注意

プロパンガスと都市ガスは様々な点で異なる
実際の料金はその場所で使ってみてからわかる

日本中で利用されている都市ガスとプロパンガスですが、そもそも成分が異なるなど、様々な違いがあります。

上記の価格表は、あくまでも数字上のデータです。

それぞれの物件で使用するガス機器の性能など、環境によって使用量が変わることがあるので、差額は目安としてご覧ください。

都市ガスとプロパンガスではカロリーが違う

プロパンガスは都市ガスよりも熱量が2.2倍多い
同じ作業をする際、プロパンガスの方が使用量が少ない

都市ガスとプロパンガスでは、熱を生み出す力「熱量(カロリー)」が違います。

プロパンガスの方が使用量が少なく済む
プロパンガスの方が熱量が約2.2倍多いのです。
例えば同じ量のお湯を沸かす際、都市ガスの方が2.2倍のガスを使わなければなりません。
熱量の違いを加味して計算しています
料金表に記載している使用量が、都市ガスとプロパンガスで違うことがおわかりいただけるかと思います。
  • プロパンガス5㎥≒都市ガス11㎥
  • プロパンガス10㎥≒都市ガス22㎥
  • プロパンガス20㎥≒都市ガス44㎥
両者の熱量差を加味して、この使用量で計算しています。

このページでは、館林市にフォーカスして都市ガスとプロパンガスの違いを解説しています。全体的な両者の違いに関しては、別ページでさらに詳しく解説していますのでご覧ください。

都市ガス料金は平等に決められる

都市ガス料金は公平
みんな同じ条件で料金プランが決まる

都市ガスとプロパンガス料金を比べる際、もっとも重要な点です。

都市ガス料金は公平
都市ガスは公共サービスで、料金がすべての顧客に対して平等です。
一戸建てか集合住宅は関係ありません。すべての方に対して、同じ条件で値段が決められます。仮に都市ガス料金が値上げされたとしても、「みんな一緒に値上げされている」のです。

都市ガスは、料金が公平で透明化されています。仮に都市ガス料金が高かったとしても「皆さん共通して高い」のです。

割引プランが適用される可能性

都市ガス料金はホームページで公開されている
都市ガス料金は透明化されていて公平

上記の表に記載している都市ガス料金は、割引されていない一般プランです。

割引プランの適用
都市ガス会社は、使用するガス機器に応じてキャンペーンプランを用意していることがあります。割引プランの適用条件は、各社のホームページに記載されています。(割引プランがない都市ガス会社もあります。)
お住まいで使用するガス機器によっては、掲載している料金よりも安く使える可能性があります。

プロパンガス料金は建物により違う

LPガス料金はそれぞれのお宅で料金が異なる
同じガス会社の顧客でも料金設定が違うかもしれない

一方のプロパンガスですが、都市ガスとは違い、環境によって料金を含む様々な点が異なります。

個々のお宅で料金が違うのがプロパンガス
プロパンガスは、料金が個別で見積もりされるサービスです。
基本料金や1㎥あたりの単価がいくらで設定されるのかは、その建物・部屋ごとに違うのです。

さらに会社数が限られる都市ガスとは異なり、館林市に供給可能なプロパンガス会社は多数あります。

設定される料金が未確定
プロパンガスは、複数の選択肢があり値段もその都度違うので、設定される料金を定められないのです。
上の項目でプロパンガス平均価格と最安値を記載しましたが、これらの金額が必ず適用されるのではありません。仮定の値段で計算していますので、都市ガスとの差額は目安としてご覧ください。

この点で都市ガスとプロパンガスでは、大きな違いがあるのです。

集合住宅のプロパンガス

プロパンガス料金は集合住宅では高いことが多い
アパートなど小型の集合住宅ではプロパンガス料金は高いことが多い
集合住宅ではプロパンガス会社を選べない
プロパンガスは、集合住宅においてはガス会社を選ぶことができません。決められたガス会社と契約するしか選択肢がないのです。
さらにアパートなど小規模集合住宅のプロパンガス料金は、高めに設定される傾向があります。記載している最安値料金で使用することは難しく、平均価格以上になるかもしれません。

プロパンガス供給の集合住宅に引越し予定の方は、十分にご注意ください。

事前にガス料金を確認しよう
できる限り、引越し先で適用される料金や使用するガスの機器(コンロのみなのか、給湯器もガスなのか)などを事前に確認することをお勧めいたします。

当社では、集合住宅のプロパンガス供給物件にお住まいの方からの口コミや相談を多くいただいています。実際にプロパンガス代が高くて困っている方がたくさんいらっしゃいます。

集合住宅のLPガス関連ページ
プロパンガス供給の集合住宅においても、建物によってはとても安い料金に抑えられていることがあります。
これからお引越しの方、すでにプロパンガス利用中の方も以下のページをあわせてご覧ください。
  • アパートやマンションなど標準的な集合住宅⇒詳細
  • 一人暮らしのプロパンガス料金⇒詳細
  • 分譲マンションなど大型集合住宅⇒詳細
  • 70戸以上の超大型集合住宅⇒詳細
  • 公営住宅⇒詳細
  • 住宅供給公社のプロパンガス⇒詳細
  • UR賃貸住宅のプロパンガス⇒詳細
  • 集合住宅プロパンガスの評判⇒詳細

戸建住宅のプロパンガス料金

戸建住宅では差額がないかもしれない
中古住宅ではプロパンガス料金を安くできることが多い

戸建住宅のプロパンガスは、新築住宅や賃貸住宅を除き一般的にはガス会社を選ぶことができます。

戸建住宅では、非常に安い金額が適用できることも少なくありません。環境によっては、都市ガスに匹敵する安値で使用できます。

館林市のプロパンガス料金
館林市のプロパンガスに関しては、こちらのページで詳しく解説しています。
館林市のプロパンガス平均価格と最安値
LPガス供給の戸建住宅へ引越し予定の方
「プロパンガスを安く利用できるか」については、物件により大きく変わる可能性があります。
これからプロパンガス供給の戸建住宅へ引越し予定の方は、以下のページをあわせてご覧ください。
  • 持ち家の中古戸建住宅へ引越しする方⇒詳細
  • 新築の戸建住宅へ引越しする方⇒詳細
  • 賃貸の戸建住宅へ引越しする方⇒詳細

プロパンガス会社の切り替えや引っ越し予約に関しては、当社でご相談を承っています。

都市ガスとプロパンガスどちらが良いのか?

プロパンガスと都市ガスは料金体系が異なる
プロパンガスは個々のお宅で料金が違うので注意

都市ガスとプロパンガスは、それぞれメリットとデメリットがありますので、一概にどちらの方が良いサービスなのかを断じることは難しいでしょう。

料金が安定しているのは都市ガス
料金だけに着目した場合、都市ガスの方が透明性が高く皆さん平等、安心して利用できることは間違いありません。
料金差額に関しては、ケースバイケースで異なります。

プロパンガスを安く使用できる環境であれば、逆に「都市ガスの方が値段が高い」こともあり得ます。戸建住宅や分譲マンションなど大型集合住宅が該当します。

参照:大型集合住宅のプロパンガス料金

ポイント
  • 都市ガス料金は公平、戸建住宅か集合住宅は関係ない。
  • プロパンガス料金は不公平、戸建か集合によって大きく変わる可能性がある。(アパートなど小さい集合住宅は特に注意が必要)

一般的には、都市ガスの方が値段が安くプロパンガスは高いというイメージを持っている方が多いでしょう。

実際に「プロパンガスから都市ガスに切り替え」することはスタンダードですが、「都市ガスからプロパンガスへ切り替え」することは、特別な事情がない限りありません。

プロパンガス料金は、不透明な部分が多く大きな課題を抱えていることに注意が必要です。

少なくとも料金面だけで考えると、都市ガスを使える(選べる)状況であれば、都市ガスを選択するのが無難でしょう。

ただプロパンガスにも災害に強いなどのメリットがあります。どちらもメリットとデメリットがあるので、それぞれの生活に合ったサービスを選ぶのが良いでしょう。⇒LPガスの解説

一人暮らしの賃貸アパートはプロパンガス代が高い

アパートなど単身用の集合住宅では、非常に高いプロパンガス料金を強いられる可能性があります。

筆者の個人的な意見としては、アパート(小型集合住宅)に一人暮らしを予定している方(経済力のない方)は、都市ガス物件を選ぶことをお勧めいたします。

反対に分譲マンションなど大型の集合住宅では、プロパンガスをとても安く利用できることもあります。

館林市の都市ガス普及率

館林市の都市ガス普及状況
供給区域内の一般世帯数家庭用メーター取付数供給区域内家庭用普及率
館林ガス16,469戸7,503個45.6%

経済産業省:平成25年度供給区域内普及率実績より

普及率の数字
普及率などの数字は、「都市ガス会社の供給区域内」におけるものです。館林市全体の人口に対する比率ではありません。
また経済産業省から公表されている情報は以前のものですので、現在はさらに普及が進んでいると考えられます。

館林市の都市ガス供給エリア

館林市では、館林ガスが都市ガスの導管を敷設した一般ガス導管事業者です。

都市ガスが使えるのか知りたい方
都市ガスが使えるのかを知りたい方は、賃貸住宅の方であれば管理会社やオーナー、持ち家の方であれば館林ガスに問い合わせください。
館林市・館林ガス管轄区域
大街道2丁目、大街道3丁目、台宿町、大街道1丁目、西本町、代官町、 朝日町、栄町、仲町、本町1丁目、本町2丁目、大手町、城町、尾曳町、 千代田町、本町3丁目、富士見町、新宿2丁目、新宿1丁目、本町4丁目、 松原1丁目、緑町1丁目、緑町2丁目、広内町、瀬戸谷町、加法師町、つ つじ町、松原2丁目、美園町、大字成島字二ツ家(東武伊勢崎線以東)、大 字成島字坂斉山、大字成島字諏訪北、大字成島字諏訪南、大字成島字小泉 口、大字成島字富士北、大字谷越、大字小桑原(国道 354 号線バイパス以 北・東武伊勢崎線以東)、上赤生田町(県道今泉館林線以北又は市道 5172 号線以北かつ館林市道 2 級 35 号線以西)、赤生田町(市道 5273 号線以北 かつ市道 5274 号線かつ市道 4099 号線以西)、赤生田本町(県道今泉館林 線以南かつ市道 5464 号線以西かつ市道 5462 号線以北かつ市道 5465 号 線以東)、大字羽附字大袋、大字堀工字出戸、大字堀工字道堀、羽附町、楠 町(字沼附、字下志柄、字町谷、字長竹、字大袋、字上志柄)、若宮町、東 広内町、細内町(県道館林藤岡線以西かつ県道海老瀬館林線以南)、坂下 町、近藤町(国道 354 バイパス以北)、下早川田町(東武鉄道佐野線以東 かつ市道 2 級 4 号線以南かつ市道 2262 号線以西)、苗木町(国道 354 号 線以南かつ国道 122 号線以西かつ市道 2 級 31 号線以北かつ鶴生田川放水 路以東)、大島町(県道斗合田岩田岡里線以東かつ市道 3303 号線以北かつ 市道 3360 号線以東かつ市道 3334 号線かつ市道 3333 号線以北かつ市道 1 級 1 号線以西)、大新田町、堀工町字笠原(市道 5122 号線以北)、岡野町 (市道 8143 号線以南)、足次町(市道 8139 号線以南かつ 8484 号線以西 かつ 8142 号線以南かつ 8153 号線以西かつ 8152 号線以南かつ 8152 号線 東端より東武佐野線までの道路以南かつ東武佐野線以東)、北成島町(東 武鉄道小泉線以北かつ国道 122 号線以西かつ主要地方道前橋・館林線以南 かつ館林市道 7252 号線以南かつ市道 7245 号線以東かつ市道 7015 号線 以東)

館林ガス:託送供給約款より

都市ガス供給エリア内でもプロパンガス物件はある

都市ガスは供給エリアが限られている
引き込みできる所まで導管が通っていることが条件

都市ガスを利用するためには、建物に都市ガス管を引き込まなければなりません。

新たに引き込み工事を行うには、費用が必要です。

都市ガスをあえて引き込んでいない建物もある
都市ガスの供給区域に含まれている地区でも、費用面や物理的な問題などで都市ガスを引き込んでいない(引き込めない)物件は多くあります。

特に集合住宅においては、導入費用が高いこともあり、あえて都市ガスを引き込まずにプロパンガスを使用している建物も少なくないのです。

館林市でプロパンガスから都市ガスに切り替える

都市ガスを新規で引き込むのは費用がかかる
都市ガスを新規で引き込むのは費用がかかる

引き込みできる場所まで都市ガス導管が敷設されていれば、プロパンガスから都市ガスに変更することは可能です。

ただし、上述した通り引き込み工事には、まとまった初期費用が必要です。安くても数万円は必要になるでしょう。

都市ガスは公平でなければならない
都市ガスは、公平であることが求められているので、工事費用を割り引くキャンペーンができません。新たに都市ガスを引き込むには、必ずお金がかかってしまいます。

工事費の計算方式は、導管事業者によってそれぞれ異なります。プロパンガスやオール電化などから都市ガスに変えたいと考えている方は、館林ガスに問い合わせてみましょう。
参照:館林ガス・【ガス工事の参考見積額(標準モデル)】

また当然ながら、都市ガスに変更することを決定できるのは、持ち家の方に限ります。

戸建・集合問わず「賃貸住宅」にお住まいの方は、自身の意思で都市ガスの引き込みはできませんので、オーナーや管理会社へ相談しましょう。