
プロパンガスの料金が高い!どうにか安くしたいけど、どういう方法があるの?
このような悩みをお持ちの方は多いかと思います。
一般的にプロパンガスの料金は、都市ガスと比べておよそ1.5倍の金額と言われています。
ただ、プロパンガスは自由料金であるため、法律によって料金が制限されておらず、基本的にはガス会社が自由に決めることができます。
プロパンガス料金の現状
そのため都市ガスと同水準に安く設定されているお宅もあれば、逆に非常に高い料金で設定されているお宅もあります。
一概に「プロパンガス料金は都市ガスの1.5倍である」とは言い切れないのです。
プロパンガスはライフラインのサービスです。どんなに高い料金だとしても、オール電化や都市ガスを導入するなどしない限りは、サービス自体をやめることができません。
毎月必ずお金を払わなければいけないので、月々のランニングコストを少しでも安くしようと皆さま考えられているかと思います。
お宅によっては、節約しようと様々な工夫されているかもしれません。
でもお風呂やコンロは毎日使うものですし、冬場にはストーブなどの暖房機器で使用量が膨らみ、どうしても高くなってしまいます。どんなに節約して安くしようとしても限界がありますね。
このページでは、節約する以外でプロパンガスを安くする方法をご紹介します。
ガス代を安くする方法で考えられるのは以下の3つです。
ガス会社を変更しましょう!
最もお勧めの方法は、プロパンガスの契約会社を乗り換えることです。このWebサイトでも紹介していますが、プロパンガスは非常に簡単な手続きで乗り換えを進めることができます。
一般的なプロパンガス会社は「新規で契約するお客様用」の料金設定を用意しています。このサイトで掲載している料金表も乗り換える方用の料金です。
新規加入の料金は安い
比較していただくと、恐らくは現在の料金よりも安くなる方がほとんどではないかと思います。
ほとんどのガス会社は新規顧客獲得のために、安いプランを用意しているので、これを利用して乗り換えることはとても効率が良いかと思います。
新規の料金に関して「すぐに値上げされてしまうのではないか?」という質問を多くいただきます。いつ値上げするのか、又は値上げしない会社もありますが、その会社によりますので一概には言うことができません。
ただ、一般的には新たに契約した顧客に対して不利になる、信頼を裏切るような行為をすることはないと考えられるでしょう。
事業者によっては「1年間は値上げを行わない」など、一定の期間料金を据え置きにすることを約束している企業もあります。また、据え置き期間がない事業者に関しても、仕入れ価格に連動させて販売価格を上下することを約束している企業もあります。このような事業者の場合、料金に関する不透明さはないためお勧めです。
料金方針に関しては、事業者によって大きく異なりますので、契約をされる前によく確認されることが大切です。
プロパンガスの場合、乗り換える際の初期費用がかからないいうえに、最低利用期間など契約を縛るものも通常のケースはありません。現在のガス料金を他社と比較して、安くなるようであれば乗り換えることをお勧めします。
今まで事業者を変えたことがない方は、驚くほど安くできる可能性もあります。プロパンガスは商品が同じものですが、購入する事業者を変更することによって、簡単に安くすることができるのです。最も効率良くガス代を安くする方法かもしれません。
現在契約中のプロパンガス販売会社との交渉
乗り換えを行わずに、現在のガス会社と交渉することも考えられる方法です。ボンベの交換もありませんし、考えようによっては乗り換えるよりも簡単かもしれません。
値下げ交渉に応じてくれるかどうかは、現在の料金とガス会社次第となるので何とも言えませんが、「ほかの会社に変えようかと思っている」ということを交渉材料として利用することで、少なからず値下げしてくれる可能性はあるでしょう。
他社と料金を比較した時に、価格差がそこまで大きくない場合は、値下げの交渉をしてみても良いかもしれません。
ただし、差額がかなり出た場合や、今までにガス料金の値下げが行われていないような場合に関しては、あまりお勧めはできません。
他社との差額が大きかったら
プロパンガスの料金を他社と比較した時に数千円の差額があった場合、その販売店が良心的な料金設定をしない会社の可能性があります。
交渉して安くしてもらえる可能性はありますが、しばらくしてから値上げされてしまうことも予想されます。通常の会社であればそこまでの差額がでるほどの高い料金設定はしませんので、その場合は乗り換えを検討された方が良いかもしれません。
また、プロパンガスの料金設定は、原料の仕入れ価格と企業の利益を計算して設定されています。プロパンガスの主成分はプロパンとブタンですが、それぞれ輸入価格は毎月変動しています。
小売り会社が購入している卸売り価格も同じく毎月上下しています。どの程度の価格変動で顧客への提供単価を変動するかはその企業により異なりますが、値下げが無いという状況は普通では考えられません。
一般的には仕入れ値が高くなれば顧客への提供価格を値上げして、安くなれば値下げすることになります。それまでにガス料金が値下げされたことが無いという会社の場合は、良心的ではないのではないかということが推測されます。
都市ガスや灯油、オール電化へ変更
プロパンガスの料金が都市ガスと比較して高いということは、一般的に知られていることです。都市ガスに変更することができれば、ガス料金が安くなる可能性は非常に高いと考えられるでしょう。
ただし、都市ガスを使用するには、プロパンガスとは違いガスの配管を引き込むことが必要になるため、一般的にはまとまった費用が必要になります。
どの程度の費用になるかはお宅の環境によって大きく異なるため、まずはお住いの地域に提供している都市ガスの会社に問い合わせてみましょう。
当然ではありますが、都市ガスのパイプラインが近くまで敷設されていない地域では、都市ガスを利用することはできません。
また、オール電化に変更するということも考えられる方法の一つです。ガスサービスを撤去し全て電気に変更すれば、当然ながらガス代は0円になります。
オール電化も同じく、設備を導入するための費用がかかりますので、詳しくはサービスを提供している会社にお問い合わせください。
オール電化にする際の注意点として、支払う料金が必ずしも安くなる訳ではないということです。ケースにもよりますが、毎月の合計料金がプロパンガスだった時よりも高くなってしまったということもあるようですので、導入する際には詳しくシミュレーションしてから決断されると良いでしょう。
また、自宅内のエネルギーをすべて統一することは、一定のリスクを伴います。
平時、つまりなにもない時には、安全性が向上しますし、請求も一つになるので便利です。
しかし、一方で災害時などにより停電が起きてしまった場合など緊急時には、自宅内のエネルギーが全滅してしまうことになります。
自家発電などの設備を整えておかなければ何もできないということになります。
プロパンガスをご利用されている方のなかには、「災害時の対策」を考えたうえで、あえて使っている方もいらっしゃいます。
プロパンガスはボンベから供給されるので、災害に強く平時と同じように使用することができるのです。また、発電機としても使用できるため、緊急時には大活躍することになります。