アパートやマンションなど集合住宅にお住いで、プロパンガスをご利用中の方は「ガス料金が高い、高すぎる!」とご不満に感じている方が多いかもしれません。
プロパンガスの料金は都市ガスと比べて高いと言われていますが、実は一戸建ての料金ではそこまでの金額差はありません。このWebサイトに掲載している一戸建ての方用の最安値は都市ガスの料金に匹敵するほどの安さとなっています。

ところが、集合住宅のプロパンガス料金は一戸建てと比べると、ほとんどの場合非常に高値で設定されているのです。
その原因は、アパート・マンションの設備費用と大きな関わりがあります。

賃貸の集合住宅にお住いの方

プロパンガス 集合住宅賃貸の集合住宅では、必ず建物の「持ち主」がいらっしゃいます。個人の大家さん・オーナーの場合もあれば、法人の場合もあるでしょう。集合住宅の場合、プロパンガスの事業者は、部屋ごとに契約をする前に持ち主(この先、オーナーとします)と契約を締結することになります。
プロパンガス会社がオーナーと契約する際、本来であればオーナーが負担すべき建物の設備を修繕・交換する費用、例えばエアコンや給湯器などをガス会社がサービスで負担するということが、通例・いわばプロパンガスと不動産業界の常識となりつつあります。
プロパンガスの事業者としては、このようなサービスを行うことによって、少しでも多くの顧客を獲得したいという狙いがあります。また、集合住宅の契約では、ある程度まとまった顧客数が確保できる上、複数年契約を結ぶことが多いため事業者のメリットが大きいのです。
複数年契約は、オーナーとガス会社が5年や10年など長期間の供給契約を結ぶもので、事業者としては「設備費用を負担する代わりに、解約しないでください」ということになります。費用負担したのに、すぐ解約されてしまっては赤字ですので当然だといえるでしょう。

集合住宅でのプロパンガス料金は、ガス会社がこのような設備費用の負担があることを加味した上で、料金設定を行います。

従って、集合住宅でのプロパンガス料金は高くなってしまう傾向にあるのです。

一方で一戸建て住宅の場合、そのような設備負担の慣習はないため、ガス会社としては個々のお宅で限界値まで料金を下げることが可能となります。

集合住宅にお住いの方が、ガス代を安くするには

それでは集合住宅のプロパンガス料金は安くできないのかというと、そんなことはありません。安くすることはできるのですが、ハードルはやや高めとなります。

まず、前提として集合住宅の場合には、1部屋ごとに別のプロパンガス会社と契約することはできません。ガス会社を変更するためには、オーナーが承諾し、建物自体の契約を変更する以外に方法がないのです。
プロパンガスはボンベから供給されるため、建物の脇に必ずボンベがあります。1部屋ごとに違うガス会社と契約してしまうと、会社ごとにたくさんのボンベが並ぶことになってしまいますので、物理的に極めて難しいと言えます。
また、上記をお読みいただいた方はお察しかと思いますが、そもそもオーナーが許可をしない可能性が高いでしょう。
まず、プロパンガスは一棟ごとで同じ事業者と契約になるのが通常だということをご理解ください。

※集合住宅でも、メゾネットタイプなど「ボンベが各部屋毎に備え付けられている場合」には、オーナーの許諾さえあれば一部屋毎にガス会社を変更することが可能です。
ポイントは、ボンベがその部屋専用になっているかどうかです。その場合には、オーナー様か管理会社へガス会社変更の許諾を得た上で当社へご連絡ください。
ボンベが建物の入口部分にまとめて設置してある場合などは、他の部屋との共有となりますので一部屋だけ違うガス会社を選択することはできません。


集合住宅にお住いの方が、ガス代を安くする方法は大きく分けて以下の2つです。

① オーナーまたはガス会社にガス代を安くしてもらうよう交渉する。(ガス会社は変更しない)
② オーナーにガス会社の変更を検討してもらう。

まず①のオーナーと交渉する方法ですが、これはオーナーと面識をお持ちの方であれば、比較的簡単にできるかもしれません。
オーナーに「ガス代が高いので、安くなりませんか?」と聞いてみましょう。
成否に関しては何とも言えませんが、聞くだけ聞いてみるというのは良いかもしれません。もしかするとオーナーがガス会社と料金について掛け合ってくれる可能性もあるでしょう。
ガス会社側が交渉に応じたならば料金を安くすることができます。また入居者様自らガス会社に電話してみるのも一つの方法でしょう。プロパンガス料金は自由料金制ですので、「交渉の結果、安くできた」というケースもあるようです。①に関しては、お客様ご自身が行っていただく作業となります。

②のガス会社の変更を検討してもらうことについて。
ガス会社の変更を検討していただけるようでしたら、当社がお力になることができます。

ガス会社を変更することで、ほとんどの場合、入居者のガス代を安くすることができます。
しかし、入居者の方がオーナーにガス会社の変更を「決断」してもらうことは難しいでしょう。「ガス会社を変更することによって、オーナーにどのようなメリットがあるのか」などの詳細を具体的に説明しなければ、当然ながら変更には応じてくれません。

入居者の方にしていただきたいことは「オーナーと交渉できる場をつくっていただくこと」です。(または管理会社でも構いません。)

具体的な説明は当社やガス会社が行いますので、入居者の方にはオーナーに「プロパンガス会社の変更を検討していただける状況」にしていただくだけで構いません。その後の交渉はすべて当方が行います。オーナーや管理会社とお話しする際には「ガス会社を変えればガス代が安くなるみたいだけど、電話かけさせるので検討してもらうことは可能ですか?建物の設備でもメリットがあるようなので。」というような形で、当社から電話がある旨をあらかじめお伝えください。

会社を変更することによって、オーナーにはどのようなメリットがあるかについては、こちらのページで解説しています。オーナーと話をする際の参考にしてください。

オーナーが「検討してもいいよ」ということでしたら、以下のどちらかの方法で当社までご連絡ください。

① 入居者様から当社へご連絡をいただく。
ご連絡いただく際には、物件のご住所、現在ご契約中のガス会社、オーナー様(または管理会社様)のお名前とご連絡先を伺うことになりますので、あらかじめご用意ください。

② オーナー様(または管理会社様)から当社へご連絡をいただく。
こちらの場合には、入居者の方から当社へご連絡をいただく必要はございません。オーナー様のご都合の良い時に当社までご連絡ください。
同じように、物件のご住所と契約中のガス会社名を伺った上で、具体的な説明を致します。

※「どのように話したら良いのかわからない」という方は、上記の手順以前でもお気軽に当社までご相談ください。

ガス会社を変更することによって、オーナー様にも入居者様にもメリットが多くあります。損になるということは絶対にありませんので、料金についてお困りの方は上記の手順をご検討ください。

分譲の集合住宅にお住いの方

プロパンガス利用のアパート分譲の集合住宅で、プロパンガス会社を変更するには、管理組合での議決が必要となります。
賃貸住宅の場合と同じく、1部屋ごとで別のプロパンガス会社と契約はできず、1棟でのご契約となります。
ガス会社を切り替えることによって、ほとんどのケースでガス料金を安くすることができます。

管理組合の総会での交渉・プレゼンなどはガス会社や当社が行いますので、事前手続きとして以下の2点、どちらかをお願いすることになります。
① 議案を提出していただくなど、交渉・プレゼンできる場を設けていただくこと。
② 管理組合の理事長(組合長)を当社へご紹介いただくこと。

このどちらかを行っていただきましたら、その後の手続きはすべて当方で承ります。

※上記の手順を行っていただく以前でも、ご相談を承ります。どのようにしたら良いのかわからないという方は、お気軽にご連絡ください。

プロパンガスの会社を変更する上で重要な点が以下の2点です。
① 物件のご住所
② 現在供給しているプロパンガス会社

ご相談いただく際には、必ず以上の2点を伺った上でのご案内となりますので、あらかじめご承知ください。
ガス会社を変更することにより、料金を安くすることができるだけでなく、ケースによっては建物の共有部の設備変更をすることも可能です。例えばインターホンを最新型に変更する、共有部の電気をLEDに変更するなどの付加サービスを付けることが考えられます。その他のメリットとしては、賃貸住宅のオーナー様の場合と重なる部分が多くありますので、こちらのページも併せてご覧ください。
どこまでのサービスが可能なのかに関しては、建物の現在の状況はもちろん、その他ケースによって大きく異なることになります。
当社では上記の情報を伺った上で、最もサービスが良く、料金を安くすることができるガス会社への取次ぎを行っています。
ご興味をお持ちいただきましたら、まずは当社までご相談ください。

公営の集合住宅にお住いの方

県営、市営、町営など自治体が運営する集合住宅にお住まいの方は、比較的簡単に乗り換えをすることが可能です。
特に物件を保有しているのが自治体である場合には、上述したような設備投資が行われていないことが通常です。つまりガスの供給だけが行われているので、違約金などの交渉の必要がないのです。
またプロパンガスの乗り換えは、メーターとボンベを交換するのみで非常に簡単である上、自治体の担当者としても入居者のガス代が安くなることに関しては何の問題もないという考え方が通常となっています。

公営住宅にお住まいの方でガス会社の変更をご検討されている方は、まず物件を管理する自治体へとご連絡ください。担当者の名前がわかりましたら交渉はこちらで行いますので、「ガス会社変更を検討してもらえるかどうか」をご確認ください。検討することが問題ないようでしたら、当社へとその旨ご連絡ください。

具体的なガス料金について

一戸建て用のページをご覧になった方はお気づきかもしれませんが、こちらの集合住宅用ページでは最安値料金を掲載しておりません。

集合住宅でプロパンガス会社を切り替える場合、どの会社も現在の料金を確認してから、切り替え後の料金を提案しています。

決まった最安値料金などが提示されていないため、当社としてもページ上に公開ができないという状況です。
ただ、ガス会社としては、「現在のガス料金よりも安くする」ということを明言しています。従って、まずはガス料金を下げるということを前提とした上で、設備負担などのサービスをどこまで付加できるかということを検討することになります。
集合住宅の場合には、従量料金の金額差が一戸建ての場合以上に大きくなります。
高いケースではとんでもない金額で設定されていることもあれば、限界近くまで安いこともあります。それに加えて設備費用の負担がセットのようになっていることから、ガス会社としても決まった料金を設定しづらいという状況です。

現在のガス料金がよほどの安値でない限り、上述したように料金を安くした上で設備負担をすることができるので、建物(オーナー)としても入居者様としても切り替えるメリットが大いにあると言えます。

プロパンガスは自由料金制

プロパンガスは、日本全国で使用されているライフラインのサービスでありながら、「自由料金制」が採用されているサービスです。自由料金制とは、その名の通り「ガス料金はガス会社が自由に決められる」ということです。
対照的に都市ガスなど、その他のライフラインサービスに関しては多くの場合、国による許可制となっています。つまり「国の許可を得た料金プランでなければ、供給することができない」のです。この場合には、消費者にとって不利になるような高値には設定できない仕組みが出来上がっています。

プロパンガスの料金は自由であるため、ガス会社がどんなに高い値段で設定しようとも罰せられることはありません。プロパンガスの料金がピンきりなのはこのためなのです。上述しましたが、ガス会社に交渉して安くできる可能性があるというのもこのためです。
プロパンガス料金は、供給するガス会社の一存によって、高くも安くもなるサービスなのです。

当社に今までいただいた相談のなかでも、とんでもない高値に設定されているケースが多くありました。おそらくこのページをご覧になっている多くの方も、「ガス代を安くしたい」と考えているかと思います。
プロパンガス料金は、黙っていればガス会社が自動的に安くするということはまずありません。誰かがアクションを起こさなければ変わらないのです。

集合住宅にお住まいの方でガス代に悩んでいる方は、おそらく相当な数にのぼるかと思います。このページ並びに当社が、ガス代を安くするための一助になれば幸いです。