ニチガス(日本瓦斯)は、建設中だったLPガス出荷基地「府中デポステーション」を開設し、10月31日に開所式を行いました。デポステーションとは、高圧ガスの第一種貯蔵所の設置許可を取得したLPガス基地のことで、一般家庭へと小売りを行う通常の営業所とは異なり、回収したボンベの交換などを行う事業者用の基地を指します。ニチガス系列の事業者専用の基地です。

ニチガスは「雲の宇宙船」と名付けた自社独自のクラウドシステムを保有しており、この府中デポも作業員の常駐が不要で、無人化を実現しています。遠隔モニターにより、24時間監視システムを導入しているほか、ボンベを交換する際に積み下ろしの必要がないなど省力化オペレーションが可能、ボンベの交換に特化したつくりとなっているのです。
このようなシステムを持たない通常の事業者の場合、空のボンベを一旦降ろしてから充填されたボンベを積みなおす作業が必要になります。一方でニチガスのデポステーションは、事業者側のボンベ交換に関する手間を大幅に省くことができるので、作業を効率化できると同時に、作業員の負担も軽減しているのです。

同社は千葉工場を中核基地として、関東一円に同様のデポステーションを配備する計画を推進しています。府中デポもその一環で、15カ所目のデポ基地となります。

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