リンナイは、エコジョーズとヒートポンプを組み合わせた家庭用のハイブリッド給湯・暖房システム「ECO ONE」(エコワン)の新型機を発表し、8月から販売を開始します。
この新型機は、貯湯タンクを従来の100リットルから160リットルへ増やし、さらに細部の設計を改善した結果、給湯一次エネルギー効率を従来機よりも18ポイント増やし156%を実現しています。

国内でハイブリッド給湯・暖房システムを販売しているのは、リンナイとノーリツの2社のみで、ノーリツの現行機では給湯一次エネルギー効率が145%となっており、リンナイの新型機は業界最高値を塗り替えた形になります。
156%とポイント数で言われてもピンと来ない方も多いかと思いますが、単純に更に省エネになっているということです。少ないエネルギー量で、より多くの熱量を生み出すことによって、消費者のランニングコストを抑えると同時に、エコにも貢献することになります。

既に発売されているエコワンの現行機でも、リモコンや専用アプリをダウンロードしたスマートフォンなどで、住宅内から操作をすることは可能です。
今回の新型機とは別で、アプリの方を改良することによって、外出先からも湯はりや床暖房などの操作ができるようになる見込みです。家にいなくてもそんなことができるとは、時代は変わったなという印象です。

給湯器というと湯はりなどで「お湯を出す」というイメージですが、最近の機器では、他にも床暖房や乾燥機、暖房機としても利用できる総合機器のようなものであり、これ1台で様々なことをしてくれます。

エコワンの導入には、100万円近くの費用が必要となっていて現状ではかなり高額ですが、必ずしも一括払いする必要はありません。また、導入することによって月々の費用を抑えることが見込まれるため、費用対効果を検討してみても良いかもしれませんね。