福岡市は、トヨタ自動車とホンダが共同で構築した水素で走行する移動式発電・給電システム「Moving e」を国内で初めて導入しました。

燃料電池バスに可搬型外部給電器、可搬型バッテリー、充電・給電器を搭載し、平常時にはイベント会場、災害時には避難所など、電気を必要とする場所に移動して発電することになります。

福岡市としては、イベントなどで活用して、水素に対する理解を促す狙い。

ムービングイーは、トヨタの燃料電池(FC)バス「チャージングステーション」1台、ホンダの可搬型外部給電器「パワーエクスポーター9000」2台、中型着脱式蓄電池「ホンダモバイルパワーパック」36個、モバイルパワーパックの充電・給電器36台、小型ポータブル蓄電池「リベイドE500」20個で構成されます。

FCバスに外部給電器や蓄電池を積んで移動します。

FCバス内部には、仮眠が取れるスペースも設け、災害時には休憩場所としても活用することができます。

福岡市は、このシステムをリースで導入しており、9月から2023年3月末までの今年度のリース費用は約1400万円、今後6年間契約する方針です。

福岡市は、西部ガスや三菱化工機、豊田通商などと共に、「福岡市グリーン水素活用推進協議会」を立ち上げており、生活排水から水素を製造し、水素ステーションで販売する国内初の取り組みを行っています。

水素ステーションの運営とムービングイーの活用を通して水素の有効性をPRする方針です。

福岡市で活用される水素バス「Moving e」
福岡市で活用される水素バス「Moving e」 出典:福岡市HP:https://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/53617/1/suisodesoukousuruidoushikihatsudenkyudenshisutemumovingewodounyu.pdf?20221007102642

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