トヨタ自動車は、22年ぶりとなる新型タクシー専用車「JPN TAXI」(ジャパンタクシー)を開発、全国のトヨタ店・トヨペット店で発売を開始しました。

業界では初となるLPGハイブリッドシステムを搭載し、1リットルあたり19.4kmという低燃費と、二酸化炭素排出量の大幅な削減を実現。同社は月間で1000台の販売を目指しています。

トヨタがタクシー用の車両を発売するのは、1995年の「コンフォート」「クラウンコンフォート」以来22年ぶり、LPGの乗用車を発売するのも同じくコンフォート以来となります。
高さはゆとりのある175cmの設計で、2020年に開催される東京オリンピックを視野に、大柄な外国人観光客にも優しいつくりとしています。また、車いすのままのままでも乗降りが可能な構造を採用しており、環境性能や経済性と同時に高い利便性を備えています。
後部座席の窓は大きめにつくられており、外の景色を見やすいようにつくられるなど、観光客への配慮が随所に見受けられます。

タクシー車両はLPガス仕様のものが日本では主流で、国内シェアのおよそ90%をLPG車が占めていると言われています。その中でもコンフォートはタクシー車両としては定番のひとつでしたが、2017年5月には販売を終了していました。今回のジャパンタクシーは、ネーミングからして外国人観光客を強く意識しているものと思われます。こちらもコンフォートと同様、ロングセラーの車両となるのでしょうか。価格は標準仕様の「和」(なごみ)で327万7800円。

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