静岡県LPガス協会は2022年3月23日、静岡市と「災害援助に必要なLPガスの調達に関する覚書」を締結しました。
今後、静岡市と静岡県LPガス協会は、災害時にLPガスを活用した援助活動の具体的な運用方法を詰めていく方針。つまり「災害が発生した際に、市とLPガス協会が協力し合って援助活動を進めていきましょう。」という方針を取り決めました。「善意でできることをやる」ということではなく、「緊急時の際に、組織的にこのように動きましょう。」という内容を今後決めていく流れです。

元々同協会は、2018年に静岡県との間で、静岡県と県下35市町を当事者とした「災害援助に必要なLPガスの供給等に関する協定書」を締結していました。県との間で災害時に協力し合う方針を約束してはいたものの、具体的な内容は決められていませんでした。
今回、覚書を締結したことにより、LPガスが供給されていない避難所への対応など具体的な対応策を決めていくことになります。

プロパンガスはボンベから供給されるガスであるため、「どこででも使用できる」という大きな利点があります。この特徴を活かして災害時には給湯はもちろん発電など多岐にわたる運用を期待することができます。