多古町の都市ガスとプロパンガス料金を比較
栗山川沿いの紫陽花・多古町

この記事では、千葉県多古町都市ガスプロパンガス料金の比較をしています。

都市ガスとプロパンガス(LPガス)は、それぞれ日本中で普及していますが、値段の決め方や成分などが大きく異なります。

多古町では、都市ガスとプロパンガスどちらの方が安いのでしょうか?

ここでは両者の違いを加味して、目安となる料金などを記載しています。

これから多古町へ引越しする際にどちらが良いか検討中、すでに多古町にお住まいでプロパンガスから都市ガスへの切り替えを考えているなど両者の料金を比べたい方は、ぜひ参考にしてください。

多古町の都市ガスとプロパンガス料金比較表

東京ガスの料金
使用量(単位:㎥)請求額(単位:円|税込)
112523
224258
447461

東京ガス「東京地区等」一般契約料金より

※2024年2月検針分の原料費調整後の金額で計算(小数点以下は切り捨て)


多古町のプロパンガス平均価格

基本料金:1,663円(税別)従量単価:562円(税別)
使用量(単位:㎥)請求額(単位:円|税込)
54,963
108,012
2013,830

※出典:「エネ研・石油情報センター」2023年12月千葉県北総地域平均料金から計算しています。

※従量単価は10㎥の合計金額から算出(小数点以下は切り捨て)


戸建住宅でご案内できるプロパンガス料金
基本料金:1500円(税別)従量単価:280円(税別)
使用量(単位:㎥)請求額(単位:円|税込)
53190
104730
207810

※プロパンガスは個々で見積もりするサービスです。適用される料金は環境により異なります。

多古町のプロパンガス料金より

都市ガスとLPガスの熱量差

都市ガスとプロパンガスでは、熱を発生させる効率が違います。

詳しくは次の項目で記載していますが、異なる使用量で計算しています。

  • プロパンガス5㎥≒都市ガス11㎥
  • プロパンガス10㎥≒都市ガス22㎥
  • プロパンガス20㎥≒都市ガス44㎥

多古町の都市ガス料金

都市ガス料金は、一般的に各社のホームページ上で公開されていて透明性が高いことを特徴としています。

また都市ガスは、1㎥あたりの単価が原料輸入価格に応じて毎月の単価が変動することが一般的です。この仕組みは、原料費調整制度と呼ばれています。

変動の基準となる単価や基本料金・原料費調整額も含めてホームページ上で公開するのが通常です。

多古町の一般ガス導管事業者

都市ガスは、地下にガス管を埋設して供給するサービスです。敷設工事を行った会社を「一般ガス導管事業者」と呼びます。一般ガスとは、都市ガスを指しています。

東京ガスネットワークは、東京ガスのグループ会社です。東京ガスが実際に消費者と供給契約を結ぶ小売事業、東京ガスネットワークがガス管の敷設や保守管理などを担当する導管事業という形で分社しています。

多古町の都市ガス小売事業者

小売事業者が実際に消費者と供給契約を結ぶことになる会社です。現在は、都市ガスの小売事業が自由化されていますので選ぶことができます。

都市ガスの自由化

都市ガスの小売事業は、2017年4月に自由化されました。

電気を東京電力から新電力に変えられるのと同じで、新都市ガス会社へ切り替えができるようになっています。

つまり多古町で都市ガスを使用する際には、東京ガスと契約する以外にも選択肢があるのです。

新都市ガス会社に変えることにより、さらに安くできる可能性があります。

多古町で選ぶことができる新都市ガス事業者は、多古町の都市ガス会社一覧に掲載しています。

多古町のプロパンガス料金

プロパンガスは、自由料金制のサービスです。

都市ガスとは違い、基本料金や1㎥あたりの単価がいくらで設定されるのかは、戸建か集合かなどの環境によって変わります。

詳しくは次の項目に記載していますが、「プロパンガス料金は、建物により料金が違う」とご認識ください。この点で都市ガス料金とは、大きく異なるのです。

このページでは、公開されている平均価格と当社が多古町でご案内できる一番安い料金を記載していますが、「絶対にこの料金になるのではない」という前提でご覧ください。

多古町ではプロパンガス料金が安い

千葉県は、プロパンガス事業者数が非常に多い県です。

都市ガスの普及が進んでいるものの、プロパンガス利用率が全体的に高く、たくさんの企業が競合しているのです。

ガス会社同士の競争が激しいため、多古町ではとても安い料金でプロパンガスを利用することができます。ご案内できる料金としては、都市ガスと比べても決して高くはない金額です。

もしも戸建住宅で都市ガスを使いたくても物理的に難しいお宅や、費用面で都市ガスの導入を躊躇している方は、無理に都市ガスを引き込まずに、事業者の変更など「プロパンガス代を安くする」ことを考えても良いかもしれません。

プロパンガス切り替え相談・開栓予約

一戸建てで持ち家の方は、プロパンガスをとても安い料金で使用できる可能性があります。

環境にもよるのですが、戸建住宅にすでにお住まいの方や中古の戸建住宅に引越しを考えている方は、都市ガスと同じ水準の料金で使用できる可能性があるでしょう。

ただしプロパンガスは個別の見積もりですので、安い料金を維持するためには、定期的に料金を見直す機会が必要です。

一戸建てプロパンガスの切り替え申し込みや引越し予約は、当社で承っています。プロパンガスを安く使いたいと考えている方は、お気軽にご相談ください。

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都市ガスとプロパンガスの値段を比較する際の注意

プロパンガスと都市ガスは様々な点で異なる
実際の料金はその場所で使ってみてからわかる

日本中で利用されている都市ガスとプロパンガスですが、そもそも成分が異なるなど、様々な違いがあります。

上記の価格表は、あくまでも数字上のデータです。

それぞれの物件で使用する機器の性能によってガス使用量が変わることがあるので、差額は目安としてご覧ください。

都市ガスとプロパンガスではカロリーが違う

プロパンガスは都市ガスよりも熱量が2.2倍多い
同じ作業をする際、プロパンガスの方が使用量が少ない

都市ガスとプロパンガスでは、熱を生み出す力「熱量(カロリー)」が違います。

プロパンガスの方が熱量が約2.2倍多いのです。

例えば同じ量のお湯を沸かす際、都市ガスの方が2.2倍のガスを使わなければなりません。

料金表に記載している使用量が、都市ガスとプロパンガスで違うことがおわかりいただけるかと思います。

  • プロパンガス5㎥≒都市ガス11㎥
  • プロパンガス10㎥≒都市ガス22㎥
  • プロパンガス20㎥≒都市ガス44㎥

両者の熱量差を加味して、この使用量で計算しています。

このページでは、多古町にフォーカスして都市ガスとプロパンガスの違いを解説しています。全体的な両者の違いに関しては、別ページでさらに詳しく解説していますのでご覧ください。

都市ガス料金は平等に決められる

都市ガス料金は公平
みんな同じ条件で料金プランが決まる

都市ガスとプロパンガス料金を比べる際、もっとも重要な点です。

都市ガスは公共サービスで、料金がすべての顧客に対して平等です。

一戸建てか集合住宅は関係ありません。すべての方に対して、同じ条件で値段が決められます。

仮に都市ガス料金が値上げされたとしても、「みんな一緒に値上げされている」のです。

都市ガスは、料金が公平で透明化されているとご認識ください。

割引プランが適用される可能性

都市ガス料金はホームページで公開されている
都市ガス料金は透明化されていて公平

上記の表に記載している都市ガス料金は、割引されていない一般プランです。

多くの都市ガス会社は、使用するガス機器に応じてキャンペーンプランを用意しています。割引プランの適用条件は、各社のホームページに記載されています。

お住まいで使用するガス機器によっては、掲載している料金よりも安く使える可能性があります。

また上述したように、新都市ガス会社変えて料金を安くすることも考えられます。

プロパンガス料金は建物により違う

LPガス料金はそれぞれのお宅で料金が異なる
同じガス会社の顧客でも料金設定が違うかもしれない

一方のプロパンガスですが、都市ガスとは違い、環境によって料金を含む様々な点が異なります。

プロパンガスは、公共サービスではなく、料金が個別で見積もりされるサービスです。

基本料金や1㎥あたりの単価がいくらで設定されるのかは、その建物・部屋ごとに違うのです。

さらに会社数が限られる都市ガスとは異なり、多古町に供給可能なプロパンガス会社は多数あります。

多くの選択肢があり、値段もその都度違うということで、設定される料金を定められないのです。

上の項目でプロパンガス平均価格と最安値を記載しましたが、これらの金額が必ず適用されるのではありません。仮定の値段で計算していますので、都市ガスとの差額は目安としてご覧ください。

この点で都市ガスと大きな違いがあるのです。

集合住宅のプロパンガス

プロパンガス料金は集合住宅では高いことが多い
アパートなど小型の集合住宅ではプロパンガス料金は高いことが多い

プロパンガスは、集合住宅においてはガス会社を選ぶこと自体ができません。決められたガス会社と契約するしか選択肢がないのです。

さらにアパートなど小規模集合住宅のプロパンガス料金は、高めに設定される傾向があります。記載している最安値料金で使用することは難しく、平均価格以上になるかもしれません。

プロパンガス供給の集合住宅に引越し予定の方は、十分にご注意ください。

できる限り、引越し先で使用するガスの機器(コンロのみガスなのか、給湯器もガスなのかなど)や適用される料金を事前に確認することをお勧めいたします。

当社では、集合住宅のプロパンガス供給物件にお住まいの方からの口コミや相談を多くいただいています。実際にプロパンガス代が高くて困っている方がたくさんいらっしゃいます。下記のページをご参照ください。

戸建住宅のプロパンガス料金

戸建住宅では差額がないかもしれない
中古住宅ではプロパンガス料金を安くできることが多い

戸建住宅のプロパンガスは、新築住宅や賃貸住宅を除き一般的にはガス会社を選ぶことができます。

さらに戸建住宅では、非常に安い金額が適用できることも少なくありません。環境によっては、都市ガスに匹敵する安値で使用できます。

多古町の戸建住宅に向けたプロパンガスに関しては、こちらのページで詳しく解説しています。

多古町のプロパンガス料金

  • 多古町で中古戸建住宅の購入を考えている方は、プロパンガスを安く利用できる可能性が高いでしょう。
  • 新築住宅に関しては、ガス会社が指定されることもあり、必ず安く使用できるとは限りません。
  • 賃貸の戸建住宅の方は、オーナーの許諾を得ることができれば安値で利用できます。

プロパンガス会社の切り替えや引っ越し予約に関しては、当社でご相談を承っています。

都市ガスとプロパンガスどちらが良いのか?

プロパンガスと都市ガスは料金体系が異なる
プロパンガスは個々のお宅で料金が違うので注意

都市ガスとプロパンガスは、それぞれメリットとデメリットがありますので、一概にどちらの方が良いサービスなのかを断じることは難しいでしょう。

ただ料金だけに着目した場合、都市ガスの方が透明性が高く皆さん平等、安心して利用できることは間違いありません。料金差額に関しては、ケースバイケースで異なります。

プロパンガスを安く使用できる環境であれば、逆に「都市ガスの方が値段が高い」こともあり得ます。戸建住宅や分譲マンションなど大型集合住宅が該当します。

ポイントとしては、

  • 都市ガス料金は公平、戸建住宅か集合住宅は関係ない。
  • プロパンガス料金は不公平、戸建か集合によって大きく変わる可能性がある。(アパートなど小さい集合住宅は特に注意が必要)

このことをご理解いただければと思います。

一般的には、都市ガスの方が値段が安くプロパンガスは高いというイメージを持っている方が多いでしょう。

実際に「プロパンガスから都市ガスに切り替え」することはスタンダードですが、「都市ガスからプロパンガスへ切り替え」することは、特別な事情がない限りありません。

プロパンガス料金は、不透明な部分が多く料金面で大きな課題を抱えていることに注意が必要です。

少なくとも料金面だけで考えると、都市ガスを使える(選べる)状況であれば、都市ガスを選択するのが無難でしょう。

一人暮らしの賃貸アパートはプロパンガス代が高い

特にアパートなど単身用の集合住宅では、非常に高いプロパンガス料金を強いられる可能性があります。

筆者の個人的な意見としては、アパート(小型集合住宅)に一人暮らしを予定している方(経済力のない方)は、都市ガス物件を選ぶことをお勧めいたします。

反対に分譲マンションなど大型の集合住宅では、プロパンガスをとても安く利用できることもあります。

多古町の都市ガス普及率

多古町の都市ガス普及状況
供給区域内の一般世帯数家庭用メーター取付数供給区域内家庭用普及率
東京ガスネットワーク
(旧千葉ガス)
42世帯0個0.0%

経済産業省:平成25年度供給区域内普及率実績より

※多古町では、元々千葉ガスが都市ガスを供給していましたが、東京ガスへ吸収合併されています。

普及率などの数字は、「都市ガス会社の供給区域内」におけるものです。多古町全体の人口に対する比率ではありません。また経済産業省から公表されている情報は以前のものですので、現在はさらに普及が進んでいると考えられます。

多古町の都市ガス供給エリア

多古町では、東京ガスネットワークが都市ガスの導管を敷設した一般ガス導管事業者です。

都市ガスが使えるのかを知りたい方は、賃貸住宅の方であれば管理会社やオーナー、持ち家の方であれば東京ガスネットワークに問い合わせるか下記の町名をご参照ください。

多古町・東京ガスネットワーク管轄区域
水戸のうち町道水戸・千田線(町道 0118 号線)以北かつ町道多古 1173 号線(町道 1173 号線)以西

東京ガスネットワーク:小売託送供給約款より

都市ガス供給エリア内でもプロパンガス物件はある

都市ガスは供給エリアが限られている
引き込みできる所まで導管が通っていることが条件

都市ガスを利用するためには、建物に都市ガス管を引き込まなければなりません。

新たに引き込み工事を行うには、費用が必要になります。

都市ガスの供給区域に含まれている地区でも、費用面や物理的な問題などで都市ガスを引き込んでいない(引き込めない)物件は多くあります。

特に集合住宅においては、導入費用が高いこともあり、あえて都市ガスを引き込まずにプロパンガスを使用している建物も少なくないのです。

プロパンガスから都市ガスに切り替える

都市ガスを新規で引き込むのは費用がかかる
都市ガスを新規で引き込むのは費用がかかる

引き込みできる場所まで都市ガス導管が敷設されていれば、プロパンガスから都市ガスに変更することは可能です。

ただし、上述した通り引き込み工事には、まとまった初期費用が必要です。

都市ガスは、公平であることが求められているので、特別割引キャンペーンなどのサービスができません。新たに都市ガスを引き込むには、必ずお金がかかってしまいます。

工事費の計算方式は、一般ガス導管事業者によってそれぞれ異なります。プロパンガスから都市ガスに変えたいと考えている方は、お住まいの地域を管轄する導管事業者に問い合わせてみましょう。

参照:東京ガスネットワーク・プロパンガスから都市ガスへ切り替えシミュレーション

また当然ながら、都市ガスに変更することを決定できるのは、持ち家の方に限ります。戸建・集合問わず「賃貸住宅」にお住まいの方は、自身の意思で都市ガスの引き込みはできませんので、オーナーや管理会社へ相談しましょう。