「プロパンガス協会の者ですが、点検に伺いました」
そう言われて、疑わずに家に上げてしまったことはありませんか。実は、こうした言葉を使った悪質な訪問販売・詐欺が全国で報告されています。この記事では、実際に確認されている手口と、本物の点検・調査との見分け方、被害を防ぐための対処法を解説します。
実際に確認されている手口
一般社団法人全国LPガス協会は、「にせ調査員」による被害として、主に次のようなパターンを報告しています。
- 「ガスの点検に来ました」と称して訪問し、不当な「点検料」を請求する
- ガス容器やメーターの「点検料」として、不当な代金を請求する
- 「ガス漏れ警報器がダメになっている」「交換時期が変わった」などと偽り、不要な交換費用を請求する
- 点検・調査を装って家に上がり込み、財布などを盗む
また、一般社団法人プロパンガス協会も、協会を名乗る訪問・電話営業について注意喚起しており、「当協会では、基本的に訪問営業や電話営業を行っておりません」と明言しています。つまり、「プロパンガス協会です」と名乗る訪問・電話があった場合、その時点でまず疑ってよいということです。
さらに、「ガス代を値下げします」といった訪問営業を受けて契約したところ、後から少しずつ値上げされていた、という相談も全国的に多く寄せられています。経済産業省も2024年12月、ガス機器等の点検を装った訪問者への注意喚起を発表しています。

本物の点検・調査との違い
以前の記事でも触れましたが、法律に基づく法定点検(保安点検)は、契約しているプロパンガス会社、またはその委託を受けた保安機関が実施するもので、その場で点検料を請求されることはありません。費用はすでに毎月のガス料金に含まれているためです。
つまり、次のようなケースは注意が必要です。
- 契約していない会社・団体からの突然の訪問
- その場で現金や振込を求められる
- 「今すぐ交換しないと危険」などと急かされる
見分け方・対処法
- 家に入れる前に確認する:訪問者を家に上げる前に、契約しているプロパンガス会社に直接電話をして、本当に点検・訪問の予定があるか確認しましょう。
- その場で契約・支払いをしない:少しでも不審に感じたら、その場で契約書にサインしたり、お金を支払ったりしないことが大切です。
- 身分証・所属を確認する:訪問者の身分証、会社名、連絡先を必ず確認しましょう。
- 被害に遭った場合は警察へ:金銭を要求された、盗難があったなどの場合は、すぐに最寄りの警察署に相談してください。

「値下げします」という訪問営業にも注意
実際にガス料金が高い場合もあるため、「値下げ」の提案がすべて悪質というわけではありません。ただし、その場での契約は避け、一度持ち帰って冷静に比較検討することをおすすめします。
当サイトでは、訪問営業に頼らず、ご自身のタイミングでガス会社を比較・検討いただけます。

まとめ
- 「プロパンガス協会」「ガス協会」を名乗る訪問・電話には注意が必要です(協会自身が訪問営業を行っていないと明言しています)
- 正規の点検はその場で料金を請求されません
- 不審な訪問は、家に入れる前に契約中のガス会社へ確認を
- 「値下げ」の話も、その場で決めずに一度比較検討を
「不審な訪問があったので相談したい」
「ガス会社を自分のタイミングで比較したい」
という方は、お気軽にご相談ください。
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