キッチンカーでは、コンロやフライヤー、焼き台などの調理機器にLPガス(プロパンガス)が使用されることがあります。
一般家庭でもLPガスは身近なエネルギーですが、キッチンカーで使用する場合は、一般家庭とは異なる販売方法や取り扱いになることがあります。
その代表的なものが、「質量販売」です。
この記事では、キッチンカーで使用されるLPガスボンベと「質量販売」について、分かりやすく解説します。
キッチンカーのLPガスは「質量販売」
LPガスの販売方法には、大きく分けて「体積販売」と「質量販売」があります。
一般家庭のLPガスでは、ガスメーターで使用したガスの量を計測し、その使用量に応じて料金を支払う方法が一般的です。
一方、キッチンカーなどで使用されるLPガスでは、ボンベに充てんされたLPガスを質量(重量)を基準として販売する「質量販売」が利用されることがあります。
経済産業省でも、質量販売の利用例として、キッチンカーなど移動して使用する設備が挙げられています。
つまり、キッチンカーでは、一般家庭のように固定された場所にガスメーターを設置して使用するのではなく、LPガスをボンベに充てんし、そのボンベをキッチンカーに積載して使用するという形が基本となります。
なぜキッチンカーでは質量販売が利用されるの?
キッチンカーは、店舗のように営業場所が固定されていません。
イベント会場や駐車場など、さまざまな場所へ移動して営業するため、固定された場所に設置されたLPガス設備から供給する方法では対応しにくいためです。
そこで、LPガスをボンベに充てんして持ち運び、必要な場所で使用できるというLPガスの特徴が活用されています。
このような理由から、キッチンカーでは質量販売によるLPガスが利用されることがあります。
「質量販売」とは?
質量販売とは、LPガスをボンベなどの容器に充てんし、ガスの質量(重量)を基準として販売する方法です。
一般家庭でよく見られる、固定されたLPガス設備とは異なり、ボンベに充てんされたLPガスを必要な場所へ持ち運んで使用できるのが特徴です。
キッチンカーのように、移動してLPガスを使用するケースでは、このような販売方法が利用されています。

キッチンカーのLPガスボンベには安全面での注意も
LPガスは便利なエネルギーですが、ボンベを取り扱う際には十分な注意が必要です。
特に、ボンベの交換や調整器などの接続を行う際には、正しい方法で作業することが重要です。経済産業省も、容器交換時の高圧ホースの締め込み不足などによるガス漏えい事故への注意を呼びかけています。
また、LPガスは漏れた場合に低い場所へたまりやすい性質があります。ガス臭いなどの異常を感じた場合は、火気を使用したり電気スイッチを操作したりせず、契約しているLPガス販売事業者などへ相談しましょう。

キッチンカーでLPガスを使用する場合は販売事業者への確認が必要
キッチンカーは移動して営業するため、一般家庭のLPガスとは異なる保安上の対応が必要になる場合があります。
LPガス販売事業者等には、契約している消費設備に対して、原則として30分以内に到着し、バルブの閉止などの緊急時対応を行える体制を確保することが求められています(通称「30分ルール」)。そのため、遠方のイベントなどへ出向くキッチンカーの場合、通常の体制では対応できる事業者が見つからないことがあります。
この点をふまえ、一定の条件を満たすキッチンカーなどについては、「質量販売緊急時対応講習」に関する制度が設けられています。利用者自身がこの講習(4時間以上)を修了し、緊急時に必要な措置を自ら行うことについて販売事業者の確認を受けることで、30分ルールの対象から除外される代替措置が認められています。
なお、講習を修了したからといって、すべてのLPガス販売事業者から質量販売を受けられることが保証されるわけではありません。事前に販売事業者へ確認しましょう。

キッチンカーでLPガスを使用する場合は、使用する設備や営業形態などを伝えたうえで、LPガス販売事業者へ相談することをおすすめします。
キッチンカー用途のご紹介は行っておりません
ここまでキッチンカーで使用されるLPガスについて解説しましたが、弊社では、キッチンカーや屋台などで使用するLPガスについて、ボンベ・供給事業者を含め、ご紹介を行っておりません。
キッチンカーで使用するLPガスボンベをお探しの場合や、キッチンカー用途に対応するLPガス販売事業者をお探しの場合は、お近くのLPガス販売事業者などへ直接お問い合わせのうえ、キッチンカーでの使用が可能かどうかをご確認ください。
まとめ
- キッチンカーのLPガスは、ボンベの質量(重量)を基準に販売する「質量販売」が利用されることがある
- 移動して営業するという特性上、固定配管ではなくボンベによる供給が利用される
- ボンベ交換時の接続不良によるガス漏れなど、安全面での注意が必要
- 販売事業者には「30分以内に到着」という体制確保(30分ルール)が求められるが、所定の講習を修了し、緊急時に必要な措置を自ら行うことについて販売事業者の確認を受けることで、代替措置の対象になる
- キッチンカー用途のLPガスについて、弊社での事業者紹介は行っていない
一方で、戸建て住宅や賃貸住宅など、一般家庭で使用するLPガスについては、弊社で販売事業者をご紹介しています。
「今よりガス料金を安くしたい」
「引っ越し先のLPガス会社を探している」
「現在のLPガス会社から変更できるか知りたい」
など、一般家庭用のLPガスについてお困りの場合は、ぜひお気軽にご相談ください。お住まいの地域や現在のご利用状況などを確認したうえで、一般家庭向けのLPガス供給に対応可能な販売事業者をご案内いたします。
【フリーダイヤル】
0120-966-048
【メールお問い合わせ】
info@propan-gas.com