2022年5月のサウジCPが公表されました。世界情勢影響を受けて長く値上がりを続けていたサウジCPですが、5月出荷価格がプロパン・ブタンともに値下がりしました。

プロパンが前月より90ドル下がり、1トンあたり850ドル。ブタンは前月よりも100ドル下がり860ドルとなっています。
サウジCPが値下がりしたのは4ヶ月ぶりのこと、値上げが続くと見られていた輸入価格が下がることで国内のLPガス小売価格にも影響がありそうです。

サウジCPが値下がりした要因は様々考えられますが、世界的にLPガス需要が減少傾向にあること、さらに中東アジア(サウジアラビア)産LPガス以外にアメリカやイランなどからのLPガス輸出が増加傾向にあることが背景にあると推測されます。

国内のLPガス小売価格は昨年から今年にかけて軒並み値上げの傾向にありましたが、サウジCPが値下がりしたことで今後、料金が落ち着いていく可能性があります。

※サウジCPとは、サウジアラビアの国営企業・サウジアラムコが公表している「輸出国に対する取引金額」です。サウジアラビアは、現状LPガスの最大輸出国であるため、このサウジCPは日本国内のLPガス小売り価格に大きく影響しているのです。

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