中東情勢の緊張や記録的な円安を背景に、LPガス(プロパンガス)の輸入コストは高い水準が続いています。原料価格は世界の動きに左右され、私たち消費者の力では変えられません。しかし、毎月の請求額のうち「事業者選び」で変えられる部分は確かに存在します。本記事では、最新の価格動向と、家計を守るために今できることを整理します。
世界情勢がLPガス価格を押し上げている
LPガスの原料価格の指標となるサウジアラムコのCP(Contract Price/通知価格)は、2026年に入り高値圏で推移しています。各社公表によると、2026年6月積みのプロパンCPは1トンあたり760ドルで、前年同月と比べておよそ160ドルの上昇となりました。中東情勢やホルムズ海峡周辺の地政学リスクが続く限り、CPは下がりにくいとみられています。
さらに、日本へ届くまでの輸入価格(CIF)は円安の影響も重なり、一般プロパンで1トンあたり11万円台と過去最高水準を更新。原料・輸送・為替のすべてが、コストを押し上げる方向に働いています。
家庭用の料金も高い水準が続く
こうした輸入コストは、時間差をともないながら家庭の料金にも反映されます。エネ研・石油情報センターの調査では、2026年4月時点の全国平均は10㎥使用でおよそ9,281円(税込)。ここ数年でじわじわと上がり、高い水準のまま定着しつつあります。
お住まいの地域の平均価格は、プロパンガス料金表のページでご確認いただけます。
「変えられないコスト」と「変えられるコスト」
国際情勢や為替は、一消費者にはどうにもできません。けれども、プロパンガスは公共料金とは異なり料金が自由化されており、同じ使用量でも契約する事業者によって請求額が大きく変わります。
つまり、値上がりの一部は「事業者の見直し」で取り戻せる可能性があります。燃料価格が上がっている今だからこそ、毎月の固定費を一度点検する価値があります。
今こそ料金の見直しを
- 検針票の「基本料金」と「1㎥あたりの単価」を確認する
- お住まいの地域の平均価格と比べてみる
- 明らかに高ければ、事業者の変更を検討する
「うちの料金は高いのか分からない」という方も、まずはお気軽にご相談ください。診断・ご相談は無料です。世界情勢で上がるコストに、できるところから備えていきましょう。