岩谷産業 タイでカセットコンロ生産開始
岩谷産業HP:https://www.iwatani.co.jp/jpn/news/files/2022/20221108_news.pdf

岩谷産業は、タイでカセットコンロの生産を開始します。

金属加工を行う現地子会社の「バンコクアイ・トーア」の工場敷地内に生産ラインを新設すると発表しました。同時に販売子会社イワタニカセットフーを設立し、現地のニーズにあった製品開発・商品改良を実施します。

岩谷産業は、従来からタイをはじめとして、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピンなどアジア各国で市場を開拓しており、タイでの生産開始を機に海外展開を強化する方針。

また現地での生産・販売と同時に、BCP(事業継続計画)の観点から日本向けの供給も視野に入れています。

バンコクアイ・トーアは、1990年に設立され、主にワイヤー加工によるエアコンのファンガードや食器洗浄機のバスケット、ショッピングカートなどを製造しています。

新設するカセットコンロの製造能力は、年間100万台。来年4月の竣工予定で、まずは年間20万台程度から始めます。

東南アジアでは、新型コロナ感染拡大を機に、カセットコンロの需要が高まっています。イワタニ広報部によると「屋台での外食から内食へ、また健康志向を背景にヘルシー食材を使った自炊ブームが起きている。アウトドア需要も増えている。コロナ前後で需要が2倍程度伸びたとの現地報告もある」とのこと。

岩谷産業のカセットコンロ販売台数は、国内外合わせて約460万台(2021年度)。その内のおよそ半数は、海外での販売と見られています。

これまでは、日本と中国で生産し、アジア各国へ輸出していました。2023年度を最終年度とする中期経営計画では、カセットコンロの販売数量を650万台に引き上げる目標を掲げています。

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