石油情報センターが公表しているプロパンガスの料金で、8月31日時点での調査価格は、販売数量10㎥の料金が全国平均で7599円と前月比で4円値下がりとなり、4ヶ月連続で下落しました。
このデータは全国8か所での調査結果で、8か所のうち5か所で値下がりしています。最高価格は北海道で9573円、最低価格は関東地方で7085円となっています。

一方でENEOSグローブの9月出荷分のプロパンガスの卸価格は上昇しています。1kgあたりのプロパンが6.2円高、ブタンが6.4円高と双方とも値上がりしています。

このデータを見ると事業者への卸価格が上昇する一方で、家庭への小売価格は下落するという矛盾した結果となりました。
中東アジアから日本へと輸出する際の目安価格、サウジCPも値上がりしていることから、卸価格が上昇するのは自然だと考えられます。家庭用の販売料金も、この流れを受けて上昇していく可能性があるでしょう。

※石油情報センターが公表している料金は、ガスを使用している家庭へと調査しているのではなく、事業者に対して調査している料金となります。